薬剤師不要論は本当なの?|いらないと言われる3つの原因は?

薬剤師は不要だと主張する声は、一定数以上ありますね。こうした世間の声を聞いて、医療従事者や薬剤師でも、いらないと考える人も増えています。でも、薬学の専門知識がある薬剤師は、本当に必要ないのでしょうか

  • 「医師の処方箋を売るだけで、なぜ薬剤師免許が必要なのか…」
  • 「医師が出した処方箋で、ネットやコンビニで買えば良いんじゃない…」
  • 「医業業界でさえ、薬学の知識が軽視されている現実がある…」

結論から伝えると、医療分業化の視点で薬剤師は必要です。

薬剤師がいらないと考える人は、医療分業化の重要性を理解していないからです。ヨーロッパで800年近い歴史がある医療分業が、日本に定着したのは明治時代です。明治政府に招聘された2人のドイツ人医師は、医師と薬剤師の分業の重要性を訴えています

もしも、医療や調剤を医師だけに任せたらどうなるでしょうか?

医療事故や調剤事故が、今よりも劇的に増加する事が予測できます。2017年に医療事故は4095件報告されています。医師は薬学も学ぶため負担が増えますね、更には薬剤師のダブルチェック機能も失います。

薬剤師のチェックがあるからこそ、医師も安心して処方箋を出せます

2009に報告された調剤事故は27件です。副作用が原因で脳梗塞による後遺障害や、死亡する患者も実際にいます。薬剤師の目の届かない場所での販売が増えれば、こうした事故はますます増えますよね。

医療事故を減らすには、現在の医師の権限を薬剤師や看護師に委託する必要があります。

ここでは、薬剤師が不要だと言われる3つの原因を紹介します。また、将来的に人工知能が普及した場合の薬剤師の役割も紹介します。「かかりつけ薬局や薬剤師」の導入で、今後も薬剤師の重要性は増します。

薬剤師が不要だと思う人向け...
  1. 薬剤師が不要だと言われる3つの原因とは?
  2. 将来的に人工知能が普及すれば、薬剤師はいらない
  3. 薬剤師が付加価値を高めて高収入を得る方法は?

薬剤師は本当に、世の中に不要な職業なのか…

世間一般的には、薬剤師は不要だと考える人は多いですよね。

Aさん)処方箋の薬を売るだけでなぜ免許が必要なのか…

◆ある著名な評論家が先日ツイッターで「薬剤師なんかいらない」と発言し、多くの薬剤師がこれに反発した。「職業免許は不要で資格認定でよい」との考えが根本にあるとはいえ、薬剤師は「獣医より存在価値が低い」などと断ずるのは目に余る

◆彼は「処方箋に書かれた薬を売るだけの仕事に、なんで免許が必要なのか」とも。自分の経験や思い込みだけで物事を決めつける傾向が見受けられた。薬剤師が実際にどんな仕事をしているのかを知らないのだろうし、知ろうともしないのだろう

とはいえ、薬剤師や医薬分業に対して、同様の印象を抱いている国民は決して少なくないのではないか。大多数の人は自分の経験や思い込みで物事を判断しがちだ。そういう人を無知だと突き放しても事態は何ら改善しない

大切なのは、身近な体験を通じて薬剤師の有用性を実感してもらうことだ。国策で進められた日本の医薬分業は、国民の願いによって広がったものではない。ボトムアップ型で1人ずつから信頼を得ることの重要性を改めて意識したい。

参考:薬事日報

薬剤師が不要と言われるのは、医薬分業の重要性が理解されていないからです。ヨーロッパでは800年近い医療分業の歴史があるが、日本では明治と年月が浅いですよね。

2017年に医療事故は4,095件も発生しています薬剤師や看護師が積極的に医療に携わらなければ、医療事故は今後も増える一方ですね。また、医師は、薬学の専門家ではありません。他の薬の相互作用、薬物動態、製材学など、薬専門に学んだ土台がないですね。

薬剤師が処方箋を確認してくれるから、医師は安心して処方できます。

Bさん)医師が出した処方箋でネットで買えば良い…

池田信夫のTwitterで薬剤師についての書き込みが波紋を呼んでいます。薬剤師なんかいらない。医師の出した処方箋でコンビニやネットで買えばいい日本以外の国はそうなっている。それをケンコーコムがやったら、厚労省が法改正までして阻止した。

その他にも薬剤師について言及していますがこれについてどう思いますか?私も薬剤師に疑問を感じています。薬剤師自体は残してもいいのですが、薬剤師は処方箋どおりに薬を出すだけの存在でしかありません。薬の相互作用の監査は機械でできます。インターネットを使えば誰でも検索できます。相互作用が知りたい人だけが薬剤師に有料で聞けばいいだけの話です

調剤を行うのに薬剤師が独占業務になっているのがおかしいです。池田信夫の言う通り資格認定で十分です。調剤は資格認定で行えるようにして、薬剤師でなくともできるようにした方がいいと思います。これでは薬剤師のただの利権にしかなっていません。薬剤師に調剤して欲しいのならば高い金を払って調剤できるようにして、それが不要ならば薬剤師以外に調剤できるような制度改革が必要ですね。

本質的な意味で薬剤師は必要かどうか薬剤師に聞きたいですね。

参考:Yahoo知恵袋

コンビニやネットで購入すれば良いと考える人は、薬の怖さを知らないからです。2009年に起きた調剤事故の発生件数は27件。事故を起こした患者の中には、脳梗塞による高次脳機能障害の後遺障害、服薬の副作用が原因で死亡した人もいます

薬剤師の目の届かない場所で素人が管理すれば、調剤事故は100倍増えてもおかしくないです。

Cさん)医療業界でさえ薬学の知識が軽視されてる…

薬剤師が処方権をもつ議論にならないのはどうしてでしょうか。

特定看護師が処方権の一部譲渡を積極的に訴えていますが、そもそも看護師の薬物の知識とは薬そのものだけではないでしょうか。ほかの薬との相互作用、薬物動態、製材学など、薬専門に学んだ土台がないのに、その特定の領域の治療薬だけの処方権をとることに何か意味があるのでしょうか。

薬剤師は薬のプロフェッショナルとして6年学んで、医師に病状を聞けばどんな薬が適切かを提案することができるし、ほかの薬物との相互作用やら剤型による違いなどすらすら答えられているのに処方権がなく、それらを特に学んでいない看護師が処方権を持つのなら薬剤師の仕事っていったい何ですか?って思います。調剤なんてテクニシャンでもできますよね?何のためにあんなに薬物動態や物理薬剤学、製剤学やら薬理治療を学んだのか疑問です。

調剤薬剤師になるならこんな試験いらないし、国家試験に調剤の実技試験だけでいいんじゃないのとすら思います。散々勉強させておいて、薬のプロには処方権を渡さず、看護師に処方権を渡そうとしている国の方針に納得いきません。せめて、登録した薬剤師(専門薬剤師)もしくは医師の推薦のある薬剤師には処方権を与えてはどうかと思います。ドラッグストアでも薬剤師が成分を見てどれが合うか決められますよね?みなさんは看護師と薬剤師、どちらに処方されたいと思いますか。

参考:Yahoo知恵袋

看護師が処方権を持つ議論は、厚生労働省や医師会でありません。むしろ、医師から薬剤師に処方権が移る事がようやく議論され始めていますね。アメリカでは、医師の代わりに薬剤師が処方権を持ちますね医師は薬学の専門家ではないので、本来ならば当たり前です。

そうなれば、日本でも薬剤師の地位が向上し、米国同様に年収1千万円を超える可能性もあります(参考:米国薬剤師は年収1375万円|日本とアメリカの違い3つは?)。

では、薬剤師がいらないと言われる原因は何があるのでしょうか?

薬剤師が不要だと言われる「3つの原因」は?

医師や薬剤師でも、医療分業の重要性を理解していない人は多いですね。ヨーロッパで800年近い歴史がある医療分業が、日本に定着したのは明治時代です明治政府に招聘された2人のドイツ人医師は、医師と薬剤師の分業の重要性を伝えました。

医師だけが医療の決定権を持つならば、今後も日本で医療事故は増え続けます

原因1:「医師が処方する」から薬剤師はいらない?

参考:「医療事故」報告件数の推移

薬剤師の最も重要な仕事内容は、薬学の専門家として医師を監視する事です。

医療事故の報告数件数は年々増加しています。2005年に1,265件だった報告数は、2017年には4,095件まで増加していますね。12年間で4倍近く増加している事が分かりますね。医療事故が増加する原因は、医師の長時間労働と医療の急速な高度化にあります

医療業界は、新しい医療技術や医薬品が毎年万単位で次々に発表されます

しかしながら、医師は昼も夜も働くため、最新医療をアップデートする時間がありません。高度化する医療は、専門分野や診療科を分ける事以外で対応策がありません。医師と薬剤師の分業化がなければ、医師の負担は今よりも倍増します。

薬剤師が医師の処方箋を厳しくチェックする事で、医療事故の削減に貢献しています。医師は医薬品の専門家ではないし、相互作用など薬学の専門知識は持っていません。薬剤師の監視機能がなくなれば、今よりも医療事故は確実に増えますね。

原因2:医薬品は「ネットで買える」からいらない

日本薬剤師会に報告された調剤事故は...
  • 患者は誤調剤した薬剤を服用した期間中に脳梗塞で緊急入院。患者の弁護士は、「過失と脳梗塞の因果関係は認められる。脳梗塞による高次脳機能障害の後遺障害が生じてい」として、薬局に対し5300万円を要求する。
  • 患者は下痢、眠気症状が強いため受診。肝機能、腎機能、血中濃度、アンモニア値が上昇。その後、大学病院を受診。
  • 入院した病院で服用薬を確認中に規格の間違いを発見。調剤日は8月13日、調剤間違いの発見日は9月4日。患者は9月10日に死亡。ただし、患者の死亡と服薬の因果関係は不明。
  • 患者は服用後、体調が悪く、3~4回倒れ。救急車で運ばれる。弁護士を通じ、検査入院。治療費、入院代、通院のための交通費、仕事を辞めたための休業補償、慰謝料を請求される。服薬との因果関係は不明。

参考:日本薬剤師会に報告された調剤事故等報告事例(H21.4.1.~)

ネットやコンビニで医薬品を買えるから、いらないと答える人もいます。これは医薬品の怖さを知らないから言える事ですね。

2009年に報告された調剤事故は27件あります(参考:薬剤師の過失から訴訟事例は?|業務停止や免許取消もある?)。薬学の専門家が処方した薬でも、毎年30件前後の調剤事故が起きています。もちろん、薬剤師が傲慢だからミスが多いわけではありません。

全国の処方箋8億1228万枚もあれば、ミスしない方がおかしいですね。むしろ、調剤薬局で薬剤師2人が監視するからこそ、調剤事故は27件に抑えられています。

薬学の専門知識がない販売者が販売すれば、副作用で苦しむ患者は増えますよね。また、薬剤師の目の届かない場所で素人が調剤すれば、調剤事故は100倍に増えてもおかしくありません

「一般用医薬品(第1類・第2類・第3類医薬品)」が厚生労働省に許可された業者に限る、「要指導医薬品」が薬剤師が必要とあるのは、医薬品業界の独占権を守るためではないです。

原因3:薬剤師の仕事は薬を「袋に積める」だけ?

調剤事務の仕事内容は...
  1. 医薬品の必要量を取り揃える(ピッキング)
  2. 一包化した薬剤の数量を確認する
  3. 調剤済みの薬剤を患者や院内の配薬カートへ入れる
  4. 電子画像を用いてお薬カレンダーを確認する
  5. 必要な医薬品を取り寄せたら、患者の居宅などに薬剤を郵送する
  6. レセプト(診療報酬明細書)や請求書を記録する

参考:調剤薬局事務は未経験でもOK?

薬剤師の業務内容は、薬を袋に積めるだけと思ってる人も多いですよね。しかしながら、実際に薬を積める仕事は、調剤事務と言われる業種が担います。対して薬剤師は、薬剤の調剤と監査機能を持ち全体を管理しますね。

薬剤師は調剤も行うが、事務的な作業の多くは調剤事務が担当します。

厚生労働省は2019年に、非薬剤師の業務範囲を明確化しました。近い将来にテクニシャン制度を導入し、調剤業務も薬剤師から分離する事を考えています。そのため、今後の薬剤師は調剤業務全般の管理と、服薬指導など対人業務が中心になります

薬剤師は専門知識を活かして、より専門的な業務に専念できます。逆にいうと、調剤業務や事務など付加価値が低い仕事だと、薬剤師の価値は右肩下がりです

さらに、最近では人工知能が普及したら薬剤師はいらないという声も聞こえるようになりましたね。実際に人工知能が進んだら、薬剤師はいらなくなるのでしょうか?

将来的に「人工知能」が普及すれば薬剤師はいらない?

順位 確率 消える職業
1位 99% テレマーケター(電話を使った販売活動)
141位 92% 調剤技師(Pharmacy technician)
309位 72% 調剤技師助手(Pharmacy Aides)
613位 2% 理学療法士
649位 1% 薬剤師
657位 1% 看護師
688位 0% 内科医と外科医

参考:THE FUTURE OF EMPLOYMENT(未来の雇用)

人工知能で自動化が進み、将来的に薬剤師の仕事がなくなると言う人もいますね。

2014年にオックスフォード大学の論文を読むと、人口知能が普及しても薬剤師の仕事がなくならない事が分かります。マイケル准教授は、「AIの普及が進み10年後には今ある職種の半分が消える」と言っています。

マイケル准教授は、薬剤師が消える確率は1%しかないと言います

その代わり、調剤技師と調剤技師助手の仕事がなくなると結論付けています。日本でテクニシャン制度を導入したい理由は、薬剤師から調剤業務を完全に分離したいからです新たに調剤技師という職種を作る事で、薬剤師の付加価値を高める狙いがあります。

薬剤師から調剤業務が完全に分離され、対薬業務から対人業務にシフトし専門化が進みます

米国の薬剤師の平均年収は1375万円です。日本でもアメリカと同様に、薬剤師の付加価値が高くなると予測できます。反対に、調剤技師や調剤事務は人工知能によって、より付加価値が下がります。

参考:薬剤師がAIに仕事を奪われる確率は1%|調剤の92%は消滅?

では、私たちが薬剤師を続けながら、高収入を得るにはどうすれば良いのでしょうか?

薬剤師が付加価値を高めて高収入を得る方法は?

私たち薬剤師が、年収700万円以上を稼ぐにはどうすれば良いでしょうか。

方法1:年収が高い大手ドラッグストアに転職する

ドラッグストア 年収 初年度年収 福利厚生
イオン薬局 〜800万円 年430万円~550万円、賞与120万円
ウエルシア 〜700万円 年517万円
マツモトキヨシ 〜700万円 年4,585,910~5,055,000円
ツルハドラッグ 〜600万円 月286,640~321,640円(薬剤師手当込)賞与年2回
クオール薬局 〜600万円 月321,000円~381,000円
スギ薬局 〜600万円 新卒月29万3000~月31万8000円

年収を増やす1番簡単な方法は、大手ドラッグスアに就職する事です。

大手ドラッグストアは、薬剤師手当月8〜12万円支給される上に、時間外や夜勤割増賃金が支払われますそのため、経験が浅い薬剤師でも年収500万円を稼げます。業界大手のウエルシアに就職すると、初年度でも年収は517万円もあります。

ドラッグストアは、店舗数が急拡大してるため常に薬剤師が足りてません。そのため、求人募集に応募すれば誰でも面接に合格できます

ただし、ドラッグストアのデメリットは、拘束時間が長く仕事が忙しい事です。また、初年度から給料が高い分昇給額も限られます。ドラッグストアで順調に昇給するには、管理薬剤師、店舗責任者、エリアマネージャーへと昇進する必要があります。

参考:ドラッグストアの年収は600万円|デメリットや向いている人は?

方法2:調剤だけでなく「管理薬剤師」を目指す

管理薬剤師を目指すと...
  1. 現場をマネジメントできる人材は、民間企業で需要が高い
  2. 調剤薬局でも管理薬剤師になると、年収600〜700万円になる
  3. ドラッグストアで、店舗責任者になると年収は700万円以上
  4. 管理薬剤師になると、製薬会社からも需要が高い

薬剤師に必要な基礎知識を習得したら、現場をマネジメントできる管理薬剤師を目指しましょう。管理薬剤師という肩書を貰えれば、現場責任者として責任ある仕事ができます。

調剤薬局やドラッグストアで管理薬剤師になると、その店舗の最高額の給与を得られますね

都内の薬局であれば年収は600万円、地方の年収が高い地域なら700〜900万円、ドラッグストアでも年収700万円以上を得られます。また、調剤経験がある上に現場をマネジメントできる人材は、製薬会社からも需要が高いですね

管理薬剤師として働いた経験があれば、今後も需要は伸び続けます。

方法3:薬剤師の数が少ない「地域」で働く

薬剤師が少ない地域とは...
  1. 薬剤師が少ない地方ほど、薬剤師の給料は高い
  2. 高齢化社会で老人が増え、地方ほど薬剤師の需要は高い
  3. 東京は平均年収620万に対して、薬剤師は570万だけ
  4. 奈良県の平均年収は777万円、静岡県は684万円もある
  5. 同じ県内でも都市を離れるだけで、100〜200万円も変わる

薬剤師の数が少ない地域で働く方が、ホワイト求人は多くなります。

なぜならば、薬剤師が辞めたら運営できないため、給与や福利厚生が手厚くなるからです。薬剤師の数が多い都市では、代わりの人材がすぐに見つかりますね。そうなると、薬剤師の労働条件も悪くなります。

薬剤師が少ない地域では、年収800万円以上で募集する求人もあります。また、同じ県内でも都市部を少し離れるだけでも違います。例えば、福岡市内の調剤薬局では年収500万円、市内から少し外れた地域に行くと年収800万円で募集してます

住む場所を変えるだけで、簡単に労働条件や年収を増やせるのは薬剤師の特権です。薬剤師が余っている都市部よりも、高齢化が進む地域社会に貢献した方が私たちの給与も増えます

参考:地方に行くと年収は800万円?|地方ほど高給になる理由は?

まとめ:薬剤師がいらないと言われる原因は?

薬剤師が不要だと言われる原因は
  1. 医師が処方するから、薬剤師はいらない
  2. 医薬品は、ネットやコンビニで買えるからいらない
  3. 薬剤師の仕事は、薬を袋に積めるだけ

医療分業化の視点で薬剤師は必要ですね。薬剤師がいらないと考える人は、医療分業化の重要性を理解していないからです。ヨーロッパで800年近い歴史がある医療分業が、日本に定着したのは明治時代です。明治政府に招聘された2人のドイツ人医師は、医師と薬剤師の分業の重要性を訴えています

もしも、医療や調剤を医師だけに任せたらどうなるでしょうか?

医療事故や調剤事故が、今よりも劇的に増加する事が予測できます。2017年に医療事故は4095件報告されています。医師は薬学も学ぶため負担が増えますね、更には薬剤師のダブルチェック機能も失います。

薬剤師のチェックがあるからこそ、医師も安心して処方箋を出せます

2009に報告された調剤事故は27件です。副作用が原因で脳梗塞による後遺障害や、死亡する患者も実際にいます。薬剤師の目の届かない場所での販売が増えれば、こうした事故はますます増えますよね。

医療事故を減らすには、現在の医師の権限を薬剤師や看護師に委託する必要があります。「かかりつけ薬局や薬剤師」の導入で、今後も薬剤師の重要性は増しますね。私たち薬剤師も付加価値を高めなければ、平均年収以上の給料を稼ぐのは難しいです。

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