こんな転職サイトは絶対に選ぶな｜失敗する選び方の基準は？

転職サイト選びに失敗する薬剤師は、意外と少なくありません。なぜならば、国家資格保有者である薬剤師は絶対数が少なく、全体的に転職に関する情報量が足りてないからです。では、私たち薬剤師が失敗を避けるにはどうすれば良いでしょうか。また、選んではいけない転職サイトの特徴は何があるのでしょうか？

失敗しないサイト選びで重要なのは、しっかりと実績がある転職サイトを選ぶ事です。

過去に１度も聞いたことがない、利用した薬剤師が誰もいない転職サイトは避けた方が良いですよね。なぜならば、利用者が少ない転職サイトは、口コミや体験談で信憑性のある情報を得られないからです。「掲示した条件と全く違う薬局に就職させられた」と、後から後悔する薬剤師は少なくありません。

口コミが少ないサイトは、運営社が情報操作している可能性も高いですよね。

また、知名度が低い転職サイトで、お祝い金を支給する会社も避けた方が良いです。なぜならば、実績や求人の質が悪い転職サイトが、集客する手段でお祝い金を餌にしてるからです。お祝い金がある会社は、求人数が１万件前後の小規模な紹介会社が多いですよね。

お祝い金で５０万円を貰っても、年収が５０万円低い就職先なら結果的に損をしますよね。

ここでは、転職に失敗しないために、選んではないけない転職サイトの基準を紹介します。また、失敗しない転職サイトの選び方や、薬剤師に人気が高い専門サイト３社も紹介します。知名度が高い大手転職サイトは最も信頼度が高く、私たちは安心して利用できます。

転職に「失敗する」可能性が高い６つの条件は？

失敗する可能性が高い転職サイトの選び方を紹介します。

失敗１：創業年数が浅く知名度や「求人数」が少ない

創業して２０年未満で、求人数が少ない転職サイトは避けた方が良いです。

なぜならば、希望条件に合う求人を見つけるには、ある程度数が必要だからです。例えば、ファルメイトの青森県の求人数は５０件だけです。５０件の中から就職先を選ぶのはリスクが高いですよね。結果的に、ブラックに就職する可能性も高くなります。

また、創業して間もない転職サイトは実績がなく、大手薬局や優良企業とのパイプが細いです。実績がないと利用者の数も少ないし、質が高いコンサルタントも少ないです。薬剤師業界の転職に限らず、安全に就職したいなら大手転職サイトが最も信頼できます。

失敗２：利用者が少なく「口コミ」や体験談が少ない

口コミや体験談が少ない転職サイトも避けた方が良いです。

なぜならば、口コミや体験談が少ないサイトは、利用者の数が圧倒的に少ないからです。利用者の数が少ないと、信憑性のある情報を得るのが難しいです。転職サイトを利用した後に、「掲示した条件と全く違う薬局に就職させられた」薬剤師は意外と少なくありません。

また、口コミが少ないサイトは、運営社が情報操作している可能性も高いです。口コミの数が少ない転職サイトほど、高評価のコメントが多く逆に怪しいですよね。利用者の用途次第で長所や短所は変わるので、良い評価も悪い評価もどちらも必要です。

転職サイトを選ぶ際には、口コミ数が多く中立的な情報を得られるサイトを利用しましょう。

失敗３：全国求人を扱うも「拠点」は東京だけ

全国求人を扱うが、東京都にしか拠点がない転職サイトも避けた方が良いです。

公式サイトで「全国の求人を紹介します」と謳う会社は多いです。しかしながら、地方に拠点がない以上は、地域に密着した良質の案件を紹介するのは無理ですよね。実際に、拠点がある東京都では５千件の求人を紹介し、北海道や青森県の地方では１００件未満の会社は少なくありません。

選択肢が少ない中で、私たちの希望条件を満たす求人を見つけるのは無理です。地方に就職したい人は、就職先に地域に拠点がある転職サイトを利用しましょう。

失敗４：態度が悪く「悪質な担当者」が多い

内定辞退を伝えたところ「あなたに連日何時間使ってると思ってるんだ」「あなたの条件に合う求人なんてない」「もう一度考え直すように」と電話にて男性コーディネーターに一方的に捲し立てられました。こちらは人生かけて転職活動しています。どこに重きを置いて次の仕事を選択するかはこちらの自由です。それを一方的に押し付けられとても不快な思いをしました。

参考：匿名希望さん

しかし今回の担当の方は非常に手際も悪く、求人の件でこちらから気付くことを何個か指摘すると、あからさまな言い訳や開き直りの態度。。非常にがっかりです。なかなか決めかねていた私にイライラする気持ちも分かりますが、初めにお話した時に焦らず決めたいとこちらの気持ちもお伝えしたはずなのに。この様な方だけではないとは思いますが、非常に嫌な思いをしたので今後ヤクジョブさんに依頼することはないでしょう。

参考：がっかりです

とても残念です。初めからゆっくり焦らず決めたいということをお伝えいたのに、なかなか決めかねる私にあからさまに投げやりな態度を取ってこられました。お仕事なので焦る気持ちやイライラする気持ちは分かりますが、もう少し依頼者に寄り添った対応をして頂きたかったです。

参考：残念です

案件を紹介するコンサルタントの質が悪い転職サイトも多いです。

完全成果主義で働くコンサルタントは、思い通りに転職が進まないと態度に出る人もいます。態度が悪いと感じたら、担当者を変えてもらうか、もしくは転職サイトを変えた方が良いですね。利己主義な担当者の元で転職活動を行うと、必ず就職選びも失敗します。

コンサルタントの質が悪い転職サイトは、創業間もなく小規模な会社が多いです。業界大手の転職サイトを利用すれば、長い実績や経験があるため外れの確率は低いです。

失敗５：都合が悪い情報を「開示しない」担当者

交渉力をウリにするだけあって条件のヒアリングは細かく秀逸、高年収・残業少の求人はすぐに紹介してもらえました。紹介された応募を検討しようと職場環境について質問するも、返答は10日後。私の知りたい情報は得られず、一般的な情報しかもらえませんでした。担当者からの電話のタイミングも悪すぎで(勤務中に電話は出られませんよ！)、不信感がMAXに達し退会しました。

参考：求人のリサーチが甘い

都合が悪い情報しか開示しない転職サイトも、利用を避けた方が良いですね。

なぜならば、利己的なコンサルタントが勧める求人に転職したら、高い確率でブラックに就職するからです。中立的な立場で必要な情報を開示しないならば、私たちが転職エージェントを利用する利点がないですね。必要な情報を教えない担当者が居たら、別の転職サイトを利用しましょう。

失敗６：「お祝い金」目的で利用者を広く集めてる

お祝い金がある転職サイトを利用する場合も注意が必要です。

なぜならば、お祝い金がある転職サイトが、良い人材紹介会社とは限らないからです。お祝い金がある会社は、求人数が１万件前後の小規模な紹介会社が多いです。創業５年未満で求人数も少なく、希望する条件の求人が見つかる可能性は低いです。つまりは、大手転職サイトに対応する手段として、お祝い金を支給しています。

求人の質が高い大手を利用すれば、年収６００万円以上で転職するのは難しくないです。

逆に、求人数が少ない小規模サイトを利用する事で、転職に失敗する可能性も高いです。年収が５０万円低い薬局に転職したら、お祝い金で５０万円貰っても逆に損をします。転職サイトを利用するならば、まずは業界大手を優先した方が良いですね。

では、転職に失敗しないためには、どのような基準で転職サイトを選べば良いでしょうか？

薬剤師が「失敗しない」転職サイトの選び方は？

失敗しないサイト選びで重要なのは、しっかりと実績がある転職サイトを利用する事です。

過去に１度も聞いたことがなく、周囲に利用してる薬剤師が誰もいない転職サイトは避けましょう。また、知名度が低い上に、お祝い金で３０〜５０万円支給するサイトも避けた方が良いですね。２０年以上の実績があり、全国にサポート拠点がある転職サイトなら安心して利用できますね。

また、口コミサイトに評価低いコメントが記載されても、口コミや体験談が多い転職サイトを選ぶ方が良いですね。なぜならば、口コミが多い転職サイトは、利用者が多い結果だからです。マイナス評価が多くても、転職サイトを選ぶ上で重要な判断材料になります。

では、薬剤師に人気が高い転職サイトは、具体的には何があるのでしょうか？

【おすすめ３社】薬剤師に人気が高い転職サイトは？

薬剤師に人気が高いお勧めの３社を紹介します。

１位：大幅に年収を増やせる「リクナビ薬剤師」

「リクナビ薬剤師」の最大の特徴は、業界最大手の転職サイトである事です。そのため、大手優良から中小企業まで全国に幅広い求人を扱い、大幅に年収を増やす薬剤師が多いです。市民病院からドラッグストアに転職し、１回の転職で年収３２０→６００万円に増やした薬剤師もいます。

しかしながら、リクナビ薬剤師にはデメリットもありますね。

ひとつは頻繁に電話やメールがあり、コンサルタントの押しが強い事です。また、求人量が多いのはメリットだが、希望条件に合わない求人を紹介される事もあります。そのため、適切な求人だけを紹介してもらい、自分のペースでゆっくりと転職したい人には向きません。

参考：リクナビ薬剤師の評価と口コミ｜コンサルタントの押しが強い？

２位：育児を両立したいママ薬剤師に強い「薬キャリ」

「薬キャリ」の最大の特徴は、レスポンスが早く最短１ヶ月で転職できる事です。また、ママ薬剤師向けの求人が多く、仕事と家庭を両立したい女性薬剤師に向いています。派遣が育休休暇を取るのは１年以上の就労が必要だが、薬キャリなら就労３ヶ月で育休を取得でき９万円も支給されます。

ただし、薬キャリにもデメリットがありますね。

ひとつは、コンサルタントの面談は基本行わず、電話やメール対応しかない事です。そのため、担当者と意思を共有し、じっくり求人を見極めながら転職したい人には向いてません。また、拠点は東京や大阪にしかなく、サポートが手薄な地方だと質が悪い求人を紹介される事もあります。

参考：薬キャリの評価と口コミ｜ママ薬剤師に強く最短１ヶ月で転職

３位：交通費３万&お祝い金１０万円の「お仕事ラボ」

「お仕事ラボ」の最大の特徴は、面接に行くだけで一律３万円の交通費を支給してくれる事です。さらには、会員登録で１万円、正社員のお祝い金で１０万円も支給されます。２０１５年に創業し実績が乏しいお仕事ラボは、支援金を給付する事で大手転職サイトに対抗していますね。

しかしながら、お仕事ラボにもデメリットがあります。

ひとつは、全体的に求人数が少なく、リクナビ薬剤師の５分の１以下しかない事です。また、お仕事ラボは全国求人を扱うが、実際に拠点があるのは東京だけです。そのため、地方は良質な案件が少ない事には注意が必要です。また、交通費やお祝い金は予告なく終了するので注意が必要です。

過去の傾向を見ると、再開や終了を繰り返し翌月に突然終了する事もあります。

参考：お仕事ラボの評価と口コミ｜実績に乏しいが交通費３万円を支給

しかしながら、転職サイトの特徴を知っても、選ぶのは難しいですよね。ここでは、目的別に派遣会社の選び方も紹介します。転職サイトを１つに決められない人は、複数のサイトを選択するのもありです。複数登録した方が、ブラック求人を避けるリスクヘッジにもなります。

まとめ：失敗する転職サイトの選び方の基準は？

失敗しないサイト選びで重要なのは、しっかりと実績がある転職サイトを選ぶ事です。過去に１度も聞いたことがない、利用した薬剤師が誰もいない転職サイトは避けた方が良いですよね。なぜならば、利用者が少ない転職サイトは、口コミや体験談で信憑性のある情報を得られないからです。

「掲示した条件と全く違う薬局に就職させられた」と、後から後悔する薬剤師は少なくありません。口コミが少ないサイトは、運営社が情報操作している可能性も高いですよね。

また、知名度が低い転職サイトで、お祝い金を支給する会社も避けた方が良いです。なぜならば、実績や求人の質が悪い転職サイトが、集客する手段でお祝い金を餌にしてるからです。お祝い金がある会社は、求人数が１万件前後の小規模な紹介会社が多いですよね。

お祝い金で５０万円を貰っても、年収が５０万円低い就職先なら結果的に損をしますよね。知名度が高い大手転職サイトは最も信頼度が高く、私たちは安心して利用できます。