【新卒に強い転職サイト３社】就職先の割合や初年度の年収は？

薬剤師専門の転職サイトは、経験者だけを対象だと考える人が多いですね。しかしながら、実は薬剤師経験がない未経験者や新卒生も利用できます。では、薬学部を卒業する新卒者が、薬剤師専門の転職サイトを利用するメリットは何でしょうか？

薬剤師専門の転職サイトを利用する利点は、就職先の選択肢が広がる事です。

薬学部生が就職活動する場合、大学の就職課、もしくはリクナビの就活サイトがメインですね。しかしながら、就職課だけを利用すると、大学がある地域の就職先に限られます。また、就活サイトを利用すると、就職先が大手調剤薬局や総合病院に偏ります。

専門サイトは大手製薬会社から、中小薬局まで幅広い求人を扱います。

また、全国に拠点があるため、給料が高い地方薬局にもアクセスできますね。さらには、専属コンサルタントが１人付き、志望動機や面接対策も一緒に考えてくれます。大手専門サイトのリクナビ薬剤師は、未経験者向けの求人が最も多いです。

リクナビ薬剤師の未経験者向けは４.２万件、公開求人の７割を占めます。

ここでは、新卒・未経験に強いお勧めの専門サイトを３社紹介します。また、新卒薬剤師の初年度の年収、専門サイトを利用するメリットを紹介します。就職先の選択肢を広めるためにも、就職課や就活サイト以外も利用した方が良いですね。

【おすすめ３社】新卒・未経験に強い転職サイトは？

新卒・未経験に強いお勧めの専門サイトを３社紹介します。

１位：２０代の未経験者に強い「マイナビ薬剤師」

「マイナビ薬剤師」の最大の特徴は、親切な対応の担当者が多く手厚いサポートが受けられる事です。そのため、転職経験がない２０代や未経験者に向いています。担当者は、自己PRや志望動機だけではなく、各就職先の面接対策も一緒に考えてくれます。

しかしながら、マイナビ薬剤師にはデメリットもありますね。

マイナビ薬剤師は、全国の地方案件にもアクセスできます。しかしながら、未経験者向けの求人数は、業界最大手のリクナビより少ないです。リクナビ薬剤師が４.２万件に対し、マイナビ薬剤師は３.７万件ですね。

参考：マイナビ薬剤師の評価と口コミ｜希望条件に沿わない求人を紹介

２位：業界最大手で未経験OKが多い「リクナビ薬剤師」

「リクナビ薬剤師」の最大の特徴は、６万件の求人を抱え業界最大手である事です。大手優良企業から中小薬局の求人が豊富で、２０〜４０代の幅広い層が利用します。また、新卒専門の就活サイトにも強いリクナビは、未経験者向けの求人も多く扱います。

未経験者OKの求人は４.２万円を占め、全求人の７割が該当します。しかしながら、リクナビ薬剤師にはデメリットもありますね。

リクナビ薬剤師は、担当者の押しが強く煩わしいと感じる人もいます。初めて転職サイトを使う薬剤師から見たら、少し高圧的に見えるかもしれません。自分のペースで活動できていないと感じたら、別の転職サイトを利用した方が良いですね。

参考：リクナビ薬剤師の評価と口コミ｜コンサルタントの押しが強い？

３位：派遣薬剤師の未経験者に強い「ファルマスタッフ」

「ファルマスタッフ」の最大の特徴は、全国に１２拠点あり正社員から派遣まで幅広く扱う事です。ファルマスタッフも、マイナビやリクナビ薬剤師と同様に、未経験者向けの求人も扱います。未経験OKの求人は３.１万件、全求人の５割が該当します。

しかしながら、ファルマスタッフにもデメリットがありますね。

ファルマスタッフは、全国に１２拠点あり、地方求人にもアクセスできます。しかしながら、求人の質は業界大手２社と比較して高くはありません。また、担当者は押し強くないので、自分から積極的に動ける人でないと難しいです。

参考：ファルマタッフの評価｜レスポンスは遅いが高単価の派遣が多い

でも、薬剤師経験がない薬学部生でも、本当に薬剤師専門の転職サイトを利用できるのでしょうか？

新卒薬剤師でも、本当に転職サイトを利用できる？

新卒薬剤師の就職先の割合や初年度年収を紹介します。また、大学の就職課や就活サイトではなく、薬剤師専門の転職サイトを利用するメリットを紹介します。

その１：新卒でも本当に「転職サイト」を利用できる？

公式サイト：薬剤師の求人・転職なら「ファルマスタッフ」

薬剤師の経験がない新卒でも、求人を紹介してくれるのか疑問に思う人もいますよね。

実は、薬剤師を採用する調剤薬局や企業は、長期的な視点で人材育成を行っています。そのため、薬剤師経験がない新卒や未経験者も普通に採用しています。実際に、転職サイトの公開求人検索に行くと、「未経験者歓迎」という検索項目があります。

例えば、リクナビ薬剤師の未経験者歓迎の求人は４.２万件あります。公開求人の７０％以上が、未経験者を積極的に採用していることが分かります。

では新卒で薬剤師に就職すると、どれくらい給料を貰えるでしょうか？

その２：新卒薬剤師の就職先割合と「初年度年収」は？

参考：「薬系学科」平成 29 年 3 月卒業者の就職動向調査

新卒薬剤師の就職先で最も多いのは、調剤薬局と病院です。

調剤薬局と病院だけで全体の６割を占めますね。しかしながら、初年度の年収が最も高いのはドラッグストアになります。大手ドラッグストアのウエルシアに就職すると、初年度年収は５１７万円です。給料が高い理由は、薬剤師手当で月１０万円あるからです。

薬剤師は職種次第で、年収が大きく変わる点に注意が必要ですね。では、薬学部を卒業する新卒が転職サイトを利用するメリットはあるのでしょうか？

その３：新卒が転職サイトを利用する「メリット」は？

転職サイトを利用する最大の利点は、就職先の選択肢が１０倍以上に広がる事です。

薬学部生が就職活動する場合、大学の就職課、もしくはリクナビの就活サイトがメインですね。しかし、就職課だけを利用すると、大学がある地域の就職先に偏ります。また、リクナビなどの就活サイトを利用すると、就職先が大手調剤薬局や総合病院に偏ります。

新卒向けの就活サイトは、大手調剤薬局がお金を払い独占しているからです。その結果、薬学部を卒業した学生の多くは、大手調剤薬局に就職していますね。もちろん、大手薬局は研修制度が整い、就職した学生から見てもメリットが大きいです。

しかしながら、大手薬局は昇給額が少なく、３年経つと大半が離職します。

そこで、転職サイトを利用する事で、全国の幅広い求人にアクセスできます。大手薬局に就職するよりも、ドラッグストアや地方薬局に就職する方が給料は高いですね。また、個別に転職サイトを利用する事で、専属のコンサルタントが付きます。

では、私たち薬剤師は、どのような基準で転職サイトを選べば良いのでしょうか？

【３社の比較結果】新卒・未経験に強いサイトは？

新卒向けの転職サイトで１番のお勧めは、マイナビ薬剤師です。

なぜならば、マイナビ薬剤師は親切な対応の担当者が多いです。そのため、転職経験がない２０代や未経験者から高い評価を得ていますね。マイナビの担当者は、自己PRや志望動機を一緒に考えてくれます。また、各就職先の面接対策もサポートしてくれます。

全国に１５拠点あるので、給料が高い地方薬局にもアクセスできます。私たち薬剤師が、転職サイトを利用するメリットは次の通りです。

まとめ：新卒・未経験に強い転職サイト３社は？

薬剤師専門の転職サイトを利用する利点は、就職先の選択肢が広がる事ですね。薬学部生が就職活動する場合、大学の就職課、もしくはリクナビの就活サイトがメインですね。しかしながら、就職課だけを利用すると、大学がある地域の就職先に限られます。また、就活サイトを利用すると、就職先が大手調剤薬局や総合病院に偏ります。

専門サイトは大手製薬会社から、中小薬局まで幅広い求人を扱います。

また、全国に拠点があるため、給料が高い地方薬局にもアクセスできますね。さらには、専属コンサルタントが１人付き、志望動機や面接対策も一緒に考えてくれます。大手専門サイトのリクナビ薬剤師は、未経験者向けの求人が最も多いです。

リクナビ薬剤師の未経験者向けは４.２万件、公開求人の７割を占めますね。就職先の選択肢を広めるためにも、就職課や就活サイト以外も利用するべきです。