【病院に強い転職サイト3社】薬剤師の平均年収とメリットは?

責任感ややりがいを求め、病院薬剤師を目指す人もいますね。調剤薬局は医師の処方通りで、責任がある仕事はできません。また、患者と接する機会も少なく、単純作業に陥りやすいです。では、病院に就職するには、どの専門サイトが良いのでしょうか

  • 「病院に就職するには、どの転職サイトを利用すれば良いのか…」
  • 「国県立病院に就職すれば、年収800万円以上をもらえるの…」
  • 「薬局やドラッグストアではなく、病院薬剤師のメリットはないがある…」

病院薬剤師を目指すならば、国県立病院で公務員薬剤師を目指す方が良いですね。

なぜならば、公務員薬剤師になれば、公務員と同等以上の給料を得られるからです。年功序列で年次に合わせて昇給するため、年収は421〜939万円です。さらには福利厚生が手厚く、残業代や深夜手当もしっかりと支給されます。

ただし、定員数が限られるため、公務員薬剤師は狭き門ですねそのため、民間病院で経験を積みながら、定員があくまで待つ必要があります。そして、民間病院の薬剤師を目指すならば、病院系求人に太いパイプがある「薬キャリ」がお勧めです。

ここでは、病院系求人に強いお勧めの3社を紹介します。

また、国県立病院や民間病院の平均年収の違いや、病院薬剤師で働くメリットとデメリットを紹介します。病院薬剤師になる最大の利点は、責任感を持ちやりがいがある仕事ができる事です

病院に強いサイトを知りたい人向け
  1. 病院求人に強い、お勧めの専門サイト3社は?
  2. 病院薬剤師の平均年収、メリットとデメリットは?
  3. 国県立病院や民間病院が、向いている薬剤師は?

【おすすめ3社】病院求人に強い専門サイトは?

病院求人に強みがあるお勧めの専門サイト3社を紹介します。

1位:病院系の求人に最も強い「薬キャリ」

求人数
  1. 公開求人数:57,198件
  2. 正社員求人数:45,550件
  3. 派遣求人数:4,610件
  4. パート求人数:18,337件
  5. 未経験OK:29,590件
デメリット
  1. コンサルタントの面談がなく、電話対応しかない
  2. スピーディな対応だが、質が悪い担当者もいる
  3. 求人数は大手並みに多いが、拠点は東京と大阪だけ
特徴
  1. 年間2万人以上の薬剤師が、新規登録している
  2. レスポンスが早く最短1ヶ月で転職できる
  3. ママ薬剤師に強く、家庭と両立できる求人が多い
  4. 派遣社員でも、就労3ヶ月で育休を取得できる
  5. 他の派遣会社より、健康保険や介護保険の負担が少ない
  6. 派遣薬も、正社員と同等の福利厚生を受けられる
向いてる薬剤師
  1. 丁寧な対応よりも、1日も早く転職したい人
  2. 派遣社員でも、産休育休制度を利用したい人
  3. 仕事と家庭を両立できる職場で働きたい人
事業所
  1. 東京:港区虎ノ門4丁目1-28
  2. 大阪:大阪市北区梅田1-1-3
公式サイト 薬キャリ

「薬キャリ」は、医療系の求人に最も強みがある専門サイトです。

薬キャリを運営するエムスリーグループは、医師や看護師の人材紹介をメインに行います。そのため、大手転職サイト2社が弱い病院系求人と太いパイプを持ちます。実際に病院系の求人数は4427件と、専門サイトの中で最も多いです。

しかしながら、薬キャリにもデメリットがありますね。

薬キャリは、拠点が東京と大阪にしかなく、地方向けの求人が弱いですまた、コンサルタントの面談は行わず、基本は電話やメール対応だけです。担当者と意思を共有し、じっくり求人を見極めながら転職したい人には向いてません。

参考:薬キャリの評価と口コミ|ママ薬剤師に強く最短1ヶ月で転職

2位:業界最大手の幅広い層が利用する「リクナビ薬剤師」

求人数
  1. 公開求人数:56,002件
  2. 正社員求人数:50,000件〜
  3. 派遣求人数:なし
  4. パート求人数:40,000件〜
  5. 未経験OK:42,710件
デメリット
  1. 営業力は強みだが、コンサルタントの押しが強い
  2. 求人数は多いが、希望に合わない案件を紹介される
  3. 正社員の転職に強いが、派遣の求人がない
特徴
  1. 業界最大手リクナビが運営する薬剤師専門サイト
  2. 大手優良から中小薬局まで、幅広く案件を扱う
  3. 求人の幅が広く、年収100〜200万円アップを狙える
  4. 20〜40代まで幅広い層の転職実績がある
  5. 薬局からオファーが来るスカウド制度が充実してる
  6. 全国地方都市に求人があり地域密着型の転職サイト
向いてる薬剤師
  1. パートや派遣ではなく、正社員として働きたい人
  2. 業界最大手の安心感で、信頼して転職したい人
  3. 1回の転職で、大幅に年収を増やしたい20〜40代
  4. 関東以外の地方都市の薬局やドラッグストアで働きたい人
事業所
  1. 東京本社:東京都港区新橋2-6-2
  2. 東京:東京都港区新橋1-16-4
  3. 名古屋:名古屋市中区栄2-1-1
  4. 大阪:大阪市北区角田町8-1
  5. 福岡:福岡市中央区舞鶴1-1-3

「リクナビ薬剤師」の最大の特徴は、6万件の求人を抱え業界最大手である事です。求人は大手優良企業から中小薬局まで、利用者は20〜40代と幅広い層が利用します

しかしながら、リクナビ薬剤師にはデメリットもありますね。リクナビ薬剤師は、薬局や企業向けの求人は強いが、病院との繋がりは弱いです60年以上歴史がある人材紹介会社だが、病院系求人の内部情報は少ないですね。

参考:リクナビ薬剤師の評価と口コミ|コンサルタントの押しが強い?

3位:全国に15拠点あり20代向け「マイナビ薬剤師」

求人数
  1. 公開求人数:60,953件
  2. 正社員求人数:49,048件
  3. 派遣求人数:なし
  4. パート求人数:33,246件
  5. 未経験OK:19,080件
デメリット
  1. ヒアリング重視のため、提案力が物足りない
  2. 丁寧な対応だが、希望と違う案件を紹介される
  3. 調剤薬局は多く扱うが、病院や企業の求人は弱い
  4. 正社員の転職に強いが、派遣の求人がない
特徴
  1. 業界最大手マイナビが運営する薬剤師専門サイト
  2. 大手優良から中小薬局と、案件が豊富で信頼できる
  3. ヒアリング重視で、希望に沿った求人紹介が強み
  4. 親切で丁寧な対応で、新卒や20代の薬剤師に強い
  5. 全国都市に15拠点あり、地域密着型の転職サイト
向いてる薬剤師
  1. パートや派遣ではなく、正社員として働きたい人
  2. 業界最大手の安心感で、信頼して転職したい人
  3. 書類や面接の指導が必要な転職経験がない20代
  4. ライフスタイルに応じて、就職先を決めたい女性薬剤師
  5. 関東以外の地方都市の薬局やドラッグストアで働きたい人
事業所
  1. 東京:東京都新宿区新宿四丁目1番6号
  2. 埼玉:さいたま市大宮区桜木町一丁目7番5号
  3. 千葉:千葉市中央区新町1000番地
  4. 横浜:横浜市西区 高島二丁目19番12号
  5. 札幌:札幌市中央区北二条西三丁目1番地20号
  6. 仙台:仙台市青葉区中央一丁目6番35号
  7. 名古屋:名古屋市中村区名駅四丁目7番1号
  8. 石川:金沢市広岡三丁目1番1号
  9. 大阪:大阪市北区大深町4番20号
  10. 京都:京都府京都市下京区四条通り烏丸東入長刀鉾町10
  11. 神戸:神戸市中央区 御幸通七丁目1番15号
  12. 岡山:岡山市北区中山下1丁目8番45号
  13. 広島:広島市中区八丁堀3番33号
  14. 福岡:福岡市博多区博多駅 中央街8番1号
  15. 鹿児島:鹿児島県鹿児島市中央町18-1

「マイナビ薬剤師」の最大の特徴は、親切な対応で転職経験がない20代に向いてる事です。また、全国に15拠点あり地方求人に強いのも特徴です。病院向けの求人数も2,838件あります。

しかしながら、マイナビ薬剤師にはデメリットもありますね。

リクナビ薬剤師と同様に、薬局や企業向けの求人は強いが、病院との繋がりは弱い事ですマイナビは、40年以上も人材紹介会社として歴史があるが、病院系求人には強くはありません。そのため、総合病院や個人クリニックの内部情報には詳しくないですね。

参考:マイナビ薬剤師の評価と口コミ|希望条件に沿わない求人を紹介

では、私たち薬剤師が病院勤務を目指すメリットは何があるのでしょうか?

病院薬剤師の平均年収、メリットとデメリットは?

国県立病院や民間病院の平均年収、それから病院で働くメリットを紹介します。

その1:国県立病院の年収は「421〜939万円」

15号 月給 年収 職務内容
1級 173,600 347万 栄養士の職務
2級 210,500 421万 薬剤師の職務
3級 243,900 487万 困難な業務を行う薬剤師の職務
4級 266,200 532万 医療機関の薬剤部又は薬剤科の相当困難な業務を行う主任薬剤師の職務
5級 309,100 618万 薬局の長の職務
6級 355,100 710万 相当の規模を有する薬局の長の職務
7級 404,400 808万 規模の大きい薬局の長の職務
8級 469,900 939万 特に規模の大きい薬局の長の職務

参考:医療職俸給表(二)の具体的な俸給額

国県立病院で公務員になるか、民間病院で働くかで大きく年収が違います。

国県立病院で働いた場合、公務員の等級に従い年収は421〜939万円です。公務員薬剤師は、福利厚生が手厚く雇用が安定する上に、年次に合わせて確実に昇給できます。

一方で、民間病院で働いた場合は、薬局やドラッグストアよりも年収は低いです。就職先の病院次第だが、年収は350〜500万円が相場です。そのため、病院勤務を目指すならば、将来的に公務員薬剤師を目指した方が良いですね。

国県立病院で公務員薬剤師になるには、まずは公務員試験に合格する必要があります。また、公務員試験に合格しても国県立病院で働ける訳ではありません。定員数が決まっているため、在職中の薬剤師が定年退職や転職するのを待つ必要があります

長期的な視点で、公務員薬剤師を目指す必要がありますね。まずは、病院薬剤師の経験を積むためにも、民間病院で働くのもひとつの手です。

その2:病院薬剤師のメリットやデメリットは?

メリット デメリット
調剤薬局
  1. 調剤業務など、薬剤師に必要な基礎知識が身に付く
  2. 地方に行くほど年収は増える
  3. 病院の業務時間に合わせるため、土日祝日が休める
  4. 人材不足で、定年後も安心して働ける
  1. 30代年収は450〜600万円
  2. 40歳以降は、年収が増えにくい
  3. 東京や大阪など、都市圏の年収は低い
  4. 指示通りに処方し、ルーチンワークに陥りやすい
病院勤務
  1. 公務員薬剤師になると、年収は800万円以上稼げる
  2. 薬剤の専門家としてチーム医療に参加し、医師や看護師と働ける
  3. 薬学の専門家として、医師に処方提案や処方設計を提案できる
  4. 副作用のモニタリングができる
  5. 患者さんと直に接し、やりがいを持てる
  1. 国県立病院以外の給与は安い
  2. 民間病院だと、年収350〜500万円しか貰えない
  3. 賞与や昇給はあまり期待できない
  4. 夜勤や残業など、労働環境が過酷に陥りやすい

病院薬剤師で働く最大のメリットは、チーム医療で専門性を発揮できる事です。

チーム医療では、医師、看護師、理学療法士など、様々な職種の人たちと意見交換ができますね。調剤薬局で医師の処方通りに働く薬剤師とは大きく異なります。チーム医療で活発に議論し患者と直に接する事で、やりがいと責任が生まれます。

ただし、公務員薬剤師以外の給料は低い点に注意が必要です

民間では赤字経営の病院も多く、医師や看護師と比較して薬剤師の重要度は高くないからです国県立病院は定員数が限られているため、公務員薬剤師になるのは狭き門ですね。公務員になれなかった薬剤師は、最終的には調剤薬局やドラッグストア に転職します。

薬局やドラッグストアに転職する事で、100〜200万円年収が増えるからです

そん3:病院薬剤師が向いてる薬剤師は?

病院薬剤師が向いている人は...
  1. 将来的に国県立病院で働き、公務員薬剤師になりたい
  2. 給与が低くても、責任ややりがいのある仕事がしたい
  3. 薬剤師と差別化するために、チーム医療を経験したい
  4. 処方箋やレジ打ちではなく、患者さんと直に接したい

病院勤務が向いている薬剤師は、責任ややりがいを求めている人ですね。

病院の薬剤部で働くと、一般的な疾患だけでなく、抗がん剤、抗菌化学療法、緩和医療用の薬物など、日常的に扱う種類は調剤薬局よりも増えます。さらには、手術室を中心に治療チームに加わるなど、病院では薬剤師も専門領域が深くなっています。

チーム医療で医療現場に携わる経験は、今後のキャリアでも必ず役立ちますね。では、病院に就職するには、どのような基準で専門サイトを選択すれば良いのでしょうか

【3社の比較結果】病院に強い専門サイトは?

転職サイト 病院 良質 地域 特徴
薬キャリ 4427件 薬キャリは、医療系人材紹介に強いm3.comが運営する専門サイト。そのため、医療系のパイプが強く病院系の求人数が最も多い。
リクナビ薬剤師 3077件 業界最大手で全国に6万件を超える求人がある。求人は総合病院からクリニック、20〜40代の幅広い層が利用する
マイナビ薬剤師 2838件 20代の転職に強く、業界2番手の薬剤師専門サイト。全国に15拠点もあるため地方病院の最新情報も得られる。

病院に就職するならば、大手2社よりも薬キャリがお勧めです。

なぜならば、薬キャリは病院系の求人が最も多く、医療系に強いからです。薬キャリを運営するエムスリーグループは、医師や看護師の人材紹介も強いです。そのため、他の転職サイト以上に、病院やクリニックと太いパイプを持ちます

病院の内部事情が詳しくないと、適切に人材を紹介するのは難しいですよね。リクナビやマイナビは設立50年以上歴史がある転職サイトだが、病院の内部情報は強くないです。

私たち薬剤師が、転職サイトを利用するメリットは次の通りです。

  • 一般に公開していない、優良の非公開求人を紹介してくれる
  • 月労働時間や残業代など、直接聞きづらい事を確認してくれる
  • 薬剤師免許の強みを活かして、積極的に年収交渉してくれる
  • 求人を自分で探さなくても、条件に合う求人を探してくれる
  • 面接日程やスケジュール調整など、面倒な作業を代行してくれる

まとめ:病院系求人に強い転職サイト3社は?

病院薬剤師のメリットは...
  1. 公務員薬剤師になると、年収は800万円以上稼げる
  2. 薬剤の専門家としてチーム医療に参加し、医師や看護師と働ける
  3. 薬学の専門家として、医師に処方提案や処方設計を提案できる
  4. 患者さんと直に接し、責任感ややりがいを持てる

病院薬剤師を目指すならば、国県立病院で公務員薬剤師を目指す方が良いですね。なぜならば、公務員薬剤師になれば、公務員と同等以上の給料を得られるからです。年功序列で年次に合わせて昇給するため、年収は421〜939万円です

さらには福利厚生が手厚く、残業代や深夜手当もしっかりと支給されます。

ただし、定員数が限られるため、公務員薬剤師は狭き門ですねそのため、民間病院で経験を積みながら、定員があくまで待つ必要があります。そして、民間病院の薬剤師を目指すならば、病院系求人に太いパイプがある「薬キャリ」がお勧めです。

病院薬剤師になる最大の利点は、責任感を持ちやりがいがある仕事ができる事です単純に給料を目的にするならば、調剤薬局やドラッグストアで働いた方が良いですね。

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