薬剤師派遣の副業は上司にバレる?|注意点やリスクは?

2018年1月より、副業解禁で公的にダブルワークが認められています。しかしながら、薬剤師業界でも本業に支障を来す事を理由に、副業を禁止する会社も少なくありません。もしも、会社に隠れて副業した場合、会社にバレるのでしょうか

  • 「会社でアルバイト禁止なので、薬剤師の副業ができない…」
  • 「会社に副業をバレないために、副収入を雑所得扱いして良いのか…」
  • 「区県立病院や管理薬剤師は、ダブルワークが禁止されている…」

結論から伝えると、会社に黙って副業しても必ずしもバレる訳ではありません。

副業が会社にバレるのは、住民税の決定通知書が届き経理が上司に報告した時ですしかしながら、副業が法律で禁止されてる訳でもなく、必ずしも上司にバレる訳ではないです。プライバシー尊重で、あえて報告しない経理もいます。

実際に、就業規則で副業が禁止されていても、何もお咎めがない職場もあります。ただし、解雇や罰則がないからと、無断で副業する事は勧めしません

個人的には、就業規則で禁止されてない場合も、禁止されてる場合も上司に相談すべきだと思います。なぜならば、生活に余裕を持つために始めた副業で、本業を失ったり損害を与えるのは本末転倒だからです。無用なトラブルを避けるためにも、相談した方がリスクは確実に抑えられます。

相談しても無理な場合は、副業がOKな職場に転職すれば良いだけですね

ここでは、会社に黙って副業した場合に、どうしたら上司にバレるのかを紹介します。また、もしも副業で懲戒解雇を言い渡された時のリスクについても紹介します。派遣やパートだけで働くよりも、本業しながらダブルワークした方が年収800万円を稼げますね

副業のリスクを知りたい薬剤師向け...
  1. 副業やダブルワークが禁止されてる薬剤師の条件は?
  2. 副業が会社にバレるケース、もしも懲戒解雇を命じられたら
  3. 正社員を辞めずに副業で、年収800万円稼ぐのは難しくない?

会社にバレずに副業するにはどうすれば良いの…

副業が会社に禁止されてる薬剤師も少なくありません。

Aさん)アルバイトが禁止なので副業ができない…

会社員の薬剤師副業について納税関係で詳しい方お願いします私は製薬企業の研究所に勤めています。薬剤師資格を持っているのですが、会社ではアルバイトの禁止ということが決められているため、副業ができません

これを会社になんとか分からないように、アルバイトすることはできないでしょうか?もっとお金を貯めておきたいということも理由なのですが、研究分野的にも患者さんに一番近い分野を研究していますので、患者さんに少しでも直接接することができれば、かなり業務にも活かすことはできると思っています。

会社に年末調整を自身でやると伝えたうえで、給料手渡しの個人薬局がベストかなと今のところ考えていますたとえばこのような手を打ったうえでも、会社関係者が市役所に行って、私の納税履歴などを調べることなどはできるのでしょうか?何かほかに方法があればどうかアドバイスをお願いします。

参考:Yahoo知恵袋

まずは副業が必要な理由を上司に相談しましょう。会社に副業がバレて仕事を失えば、それこそ本末転倒ですね。副業は法律で禁止されてる訳ではなく、社員の事情次第で例外的に認めてくれる会社もあります

給与が手渡しかどうかは、会社にバレるかで関係ありません。税務署に確定申告を行い、翌年の住民税の通知書で副業がバレます通知書に載せない回避方法もあるが、1番良いのは上司にしっかりと相談する事です。それでも認めてくれないなら、副業OKの会社に転職しましょう副業OKの調剤薬局はたくさんありますね。

Bさん)雑所得扱いにして副業を会社にバレたくない…

調剤薬局勤務の正社員の薬剤師です。

現在、副業で薬剤師の単発アルバイトを考えているのですが、この報酬を給与所得扱いにしないで雑所得扱いにするにはどのようにするのがベストでしょうか?また、雑所得扱いにできる金額には上限があるのでしょうか詳しい方がいらっしゃいましたら、よろしくお願いいたします。

参考:Yahoo知恵袋

税法上、給与として支払われたものは給与所得とする必要があります。ただし、派遣契約の内容を変えてもらい、請負契約による委託料にする事で、雑所得する事も可能です。ただ、バレたときのリスクも高くお勧めできないですね

リスクを負うよりも、副業OKの調剤薬局で働いた方が確実です

Cさん)管理薬剤師はダブルワークが禁止されている…

薬剤師の副業について。企業での管理薬剤師をしています。空いた時間に薬局で働きたいのですが、基本的には無理ですよね?個人薬局とかで交渉したら雇ってくれるところもありますか?

参考:Yahoo知恵袋

管理薬剤師が他薬局でダブルワークをしているとして、保健所など国にばれてしまうケースというのはどのようなケースでしょうか

参考:Yahoo知恵袋

管理薬剤師は、薬事法7条3項によって薬事に関する兼業が禁止されています。勤務する薬局で薬剤師登録する際に、書類でバレる可能性があります免許制の薬剤師は、管理薬剤師として本業の薬局に登録されています。

ダブルワークする際には、管理薬剤師の役職を職場から外してもらいましょう。

では、私たち薬剤師が、会社に黙って副業したらどのようにバレるのでしょうか。また、ダブルワークする上で、注意する点についても紹介します。

会社に黙って副業したら、やっぱり上司にバレる?

会社に黙って副業しても、必ずしも上司にバレる訳ではありません。

その1:副業が「禁止されてる」薬剤師の条件は?

参考:モデル就業規則(厚生労働省労働基準局監督課)

薬剤師は国家資格のため、副業が禁止されていると考える人は多いです。

しかしながら、派遣法でも薬事法でも、薬剤師の副業が禁止する条文はありませんむしろ、2018年1月に「モデル就業規則」が公開され、事実上は公的に政府が副業を認められています。ただ、秘密漏洩や企業利益が害される場合は、制限される点は注意が必要ですね。

また、原則副業は自由だけれども、全ての薬剤師がOKな訳ではありません。次の条件に該当する薬剤師は、副業ができない点も注意が必要ですね。

  1. 公務員薬剤師:国県立病院や保健所で、公務員採用された薬剤師
  2. 管理薬剤師:薬事法7条3項によって薬事に関する兼業が禁止
  3. 就労規定で副業禁止:勤務先の就業規定で兼業が禁止されている

2018年に公的に副業が認められた事で、副業を禁止する勤務先は少ないです。副業を禁止する旨が、就労規定に記載なければOKです。しかしながら、勤務先の薬局や病院によっては、就業規定で厳しく禁止する会社も実際にあります

副業が禁止されていたら、私たちはどうするべきでしょうか?

その2:黙って副業したら上司に「バレる」のか?

上司に副業がバレるケースは...
  1. 本業以外で得た収入は、年末調整で税務署に確定申告する必要がある
  2. 前年の本業と副業収入を合算し、住民税の決定通知書が会社に送られる
  3. 決定通知書に「その他の所得」があり、副業していると数値が書き込まれる
  4. 「その他の所得」を見て、上司に報告するかは経理担当の対応次第
  5. 経理担当者が上司に報告し、副業を認めた時点でバレる

副業したからと言って、必ずしも副業がバレる訳ではないです。

副業が会社にバレるのは、住民税の決定通知書が届き経理担当者が上司に報告した時に限られます。副業が法律で禁止されてる訳でもなく、プライバシー尊重のために上司に報告しない経理もいます。いずれにしても、副業がバレるのは、私たちが上司に副業を認めた時になります。

また、決定通知書に副業収入を載せない回避方法もあります

副業以外で得た収入を雑所得にして、確定申告時に「住民税の徴収は、給与所得以外は普通徴収にする」を選択すれば、決定通知書には記載されません。給与所得以外の住民税分は、後日に市役所から納付書が届けられます。

ちなみに、税務署に確定申告しない方法は絶対にお勧めできません就業規則違反ではなく、法律を犯した違法行為に当たり厳しく処罰されます。

では、もしも副業がバレて懲戒解雇になったらどうすれば良いでしょうか?

その3:もしも副業で「懲戒解雇」を言い渡されたら?

懲戒解雇が難しい理由は...
  1. 労働者の遅刻が増え、仕事の質が低下している事を証明する
  2. 副業した事で、会社に不利益を与えた事を証明する
  3. 副業の勤務先で、情報漏洩を犯した事を証明する
  4. 薬剤師に限らず、医師や看護師も当たり前に副業してる
  5. 薬剤師の数が少なく、経営者は仕事を辞められたら困る

副業が会社にバレると、最悪の自体は懲戒解雇として処理されます。

もしも、懲戒解雇処分を言い渡されたら「本業の勤務に副業の影響が出ているか」が争点になります。ただし、薬剤師の副業は法律で禁止されてる訳ではないため、会社側が一方的に解雇処分するのは難しいです。現実的に考えて、会社側が損害や被害を受けた事を証明するのは無理です

ただし、解雇や罰則がないからと、無断で副業する事を勧めたいわけではありません

就業規則で禁止されてない場合も、禁止されてる場合も、個人的には上司に相談すべきだと思います。なぜならば、生活に余裕を持つために始めた副業で、本業を失ったり損害を与えるのは本末転倒だからです。無用なトラブルを避けるためにも、相談した方がリスクは確実に抑えられます

実際には、副業する薬剤師は多いため、大半は認めてくれます。法律で認められている副業をする事で、リスクを犯す必要性はないですね。相談しても無理な場合は、副業がOKな職場に転職すれば良いだけです

薬剤師に理解がある職場で働いた方が、長期で務める事ができます。正社員を辞めずに副業すれば、年収800万円以上を稼ぐのは難しくないです

正社員を辞めずに副業で「年収800万円」は難しくない?

公式サイト:薬剤師の求人・転職なら「ファルマスタッフ」

正社員を辞めずに副業するメリットは...
  1. 稼ぎたい時に自由に稼げて、自身で収入額を調整できる
  2. 派遣・パートだけで働くより、雇用が安定する上に高収入を稼げる
  3. 平均年収542万円+副業月21万円で、年収は800万円を超える
  4. 時給4千円の高時給ならば、53時間で月21万円を稼げる
  5. 夕方以降の時給は高く、時給4千円を超える求人も多い
  6. 夜間専門のバイトだと、日給で最大4万円を超える求人もある

正社員を辞めずに、副業で派遣やパートをするメリットは大きいですね。

なぜならば、正社員ならば雇用が安定した状態で、時給が高い求人で働けるからです。稼ぎたい時に自由にシフトを組めるため、自身で収入額を自由に調整できます。薬剤師の平均年収542万円に、副業で月21万円を稼げば年収は800万円を超えます

時間給が高い夕方以降ならば、4千円以上の職場は珍しくないですね時給4千円ならば、53時間副業を入れるだけで年収800万円ですね。副業やパートだけで、高収入を稼ぐよりもダブルワークの方が確実に稼げます。

では高時給の派遣やパート求人を探すには、具体的に何をすれば良いのでしょうか?

薬剤師の派遣・パートで高時給の求人の探し方は?

私たち薬剤師が、好条件で派遣やパートで働くにはどうすれば良いのでしょうか。

方法1:福利厚生や研修が充実してる派遣会社を選ぶ

派遣会社 求人数 有給条件 健康保険 教育制度
薬キャリ 57,673件 3ヶ月 21,250円
  • E-larningが活用できる
  • 認定薬剤師の取得はできない
ファルマスタッフ 60,737件 1年以上 24,250円
  • 入職導入研修
  • キャリア支援研修
  • スキルアップ講座
  • ファーマシーセミナー
  • ファルマスタッフDI室
  • JPラーニング
ヤクジョブ 95,599件 1年以上 24,000円
  • 入職導入研修
  • キャリア支援研修
  • スキルアップ講座
  • ファーマシーセミナー
  • MPラーニング受講

派遣やパートで働く際には、派遣会社選びが重要になります。

派遣会社を選ぶ際には、福利厚生や教育体制がしっかりしている会社を選ぶべきです例えば、有給を付与される条件は、薬キャリだと3ヶ月以上の就労だけです。対して、ファルマスタッフやヤクジョブでは、1年間の就労が条件ですね。

また、教育制度がしっかりしている派遣会社の方が良いですね

派遣会社で最も教育に力を入れてるのは、ファルマスタッフです。入職導入研修をはじめ、キャリア支援研修など、ブランクがある女性薬剤師にも支援を行っています。認定薬剤師の単位取得をサポートし、費用を全額サポートしてくれる派遣会社もあります。

方法2:時給4千円以上の派遣・パートを探す

公式サイト:薬剤師の求人・転職なら「ファルマスタッフ」

転職サイトを利用すれば、簡単に高時給の派遣・バイト求人を探せます。

転職サイトで求人検索すると、パートの全国平均2,196円よりも高収入の案件がたくさんありますね。派遣に限って言えば、6割以上の求人が時給3,000円以上です。「ファルマスタッフ」だと時給4000円以上の求人は22件、時給3000円以上は640件も見つかります。

薬剤師が少ない地域だと、平日で時給が4000円を超える求人もあります

まずは、自分が住んでいる地域で、高時給の案件がないか検索してみましょう検索条件に都道府県と希望時給を入力すれば簡単に探せますね。また、自分で探すよりも、キャリアコンサルタントに依頼した方が効率良く案件を探せます。

方法3:コンサルタントに高単価の案件を探してもらう

コンサルタントに依頼するメリットは...
  1. 公開求人と非公開求人から、高時給の案件を探してくれる
  2. 派遣やパートどちらが良いか、多角的にアドバイスしてくれる
  3. 地域内で案件がなくても、交通圏内で求人を探してくれる
  4. 勤務地や条件に合わせて、求人をスクリーニングできる
  5. 条件に納得できなければ、担当者に給与交渉してくれる
  6. 薬事師専門の転職プロから、客観的なアドバイス得られる

派遣やパートの案件を探す際には、コンサルタントに依頼した方が効率良く探せます。

コンサルタントに依頼すると、一般に公開されてない非公開求人からも案件を探してくれます転職サイトやハローワーク、町の求人情報だけでは限界がありますね。地域内で高時給の案件がなくても、交通圏内で条件に合う求人をリストアップしてくれます

また、細かく条件を設定できるメリットも大きいです。「〇〇駅から徒歩20分圏内」「時給3500円以上」「週3日労働〜」など、条件に合致する求人を探してくれます。給与条件が合わない場合も、キャリアコンサルタントが給与交渉してくれます。

まとめ:薬剤師派遣の副業は上司にバレる?

上司に副業がバレるケースは...
  1. 本業以外で得た収入は、年末調整で税務署に確定申告する必要がある
  2. 前年の本業と副業収入を合算し、住民税の決定通知書が会社に送られる
  3. 決定通知書に「その他の所得」があり、副業していると数値が書き込まれる
  4. 「その他の所得」を見て、上司に報告するかは経理担当の対応次第
  5. 経理担当者が上司に報告し、副業を認めた時点でバレる

会社に黙って副業しても、必ずしもバレる訳ではないですね。副業が会社にバレるのは、住民税の決定通知書が届き経理が上司に報告した時ですしかしながら、副業が法律で禁止されてる訳でもなく、必ずしも上司にバレる訳ではないです。

プライバシーの尊重や保護で、あえて報告しない経理もいます(本来ならばこれが社会の正しいあり方ですね)。実際に、就業規則で副業が禁止されていても、何もお咎めがない職場もあります。

ただし、解雇や罰則がないからと、無断で副業する事は勧めしません

個人的には、就業規則で禁止されてない場合も、禁止されてる場合も上司に相談すべきだと思います。なぜならば、生活に余裕を持つために始めた副業で、本業を失ったり損害を与えるのは本末転倒だからです。無用なトラブルを避けるためにも、相談した方がリスクは確実に抑えられます。

相談しても無理な場合は、副業がOKな職場に転職すれば良いだけですね派遣やパートだけで働くよりも、本業しながらダブルワークした方が年収800万円を稼げますね。

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