苦労して国家資格を取得したのに「もう薬剤師を辞めたい」「職場に行くのが辛い」と不満を述べる薬剤師は少なくありません。これはあなただけに限った話ではなく、薬剤師の誰もが感じる事ですね。では、どうして私たちや薬剤師を辞めたいと思うのでしょうか?
- 「調剤薬局に転職したけれど、能力が低すぎて辞めたい…」
- 「薬局で管理薬剤師をしてるけど、人間関係が悪くて辛い…」
- 「6年制を卒業したのに、給料が低い事にショックだった…」
国家資格を取得したのに、辞めたいと考える薬剤師は少なくありません。
理由を聞いてみると、「仕事が覚えられない」「調剤ミスがこわい」「人間関係が合わない」「給料がやすい」「仕事が飽きた」「長時間労働でキツイ」など、20代や30代前半で、様々な悩みや葛藤がある事が分かります。
単刀直入に伝えると、薬剤師を辞める事はお勧めしません。
なぜならば、客観的に世の中の仕事を見たときに、薬剤師ほど恵まれた職業はないからです。国家資格がある薬剤師は全国どこにいても仕事ができる。給料が高い製薬会社、ドラッグストアで月10万円の薬剤師手当など、金銭面でもとても恵まれています。
もしも、経験なしで新しい職種に入社する場合、年収は300万円まで落ちます。また、女性であれば、得られる生涯年収は会社員女性の半分以下です。
薬剤師を辞めたいと思った時は、なぜ辞めたいと思ったのかその理由を明確にしましょう。そして、転職する事で悩みが解決するならば、とりあえず就活だけでもしてみましょう。それでも、自分ありに納得できる答えが見つからなければ、最終的に薬剤師を辞めれば良いですね。
ここでは、薬剤師を辞めたいと思った6つの理由を紹介します。また、薬剤師を辞めずに続けるために、最適な働き方も紹介します。個人的には、薬剤師ほど働き方や収入を自由にコンロールできる仕事はないと思っています。
- 薬剤師を辞めたいと思った6つの理由は?
- 薬剤師を辞めて、私たちが失うものは?
- 薬剤師を辞めずに、これからも働き続けるには?
記事の内容を簡単に知りたい
薬剤師を辞めたい思った「6つの理由」は?
仕事を辞めたいと考える薬剤師は少なくありません。辞めたい理由を集約すると、次の6つに当てはまる事が多いです。
理由1:仕事内容が複雑で「覚えられない」
未経験で調剤に転職した薬剤師です。自分の能力が低すぎて辞めたいです。
前職は製薬企業で品質管理をしていました。調剤を経験しておきたいとおもい、昨年末に某大手調剤薬局に転職しました。学生の頃より、覚えることが得意でなく、国試もぎりぎりで受かったほどです。
研修制度がしっかりしているとうたっていましたが、実際は、自分でひたすら勉強し、テストをしています。もちろん最低限必要としている知識のレベルが高いのは重々承知していますが、なかなか覚えることができなくて自己嫌悪に陥っています。店舗も忙しく、仕事中に勉強することはできません。
帰宅後、休日に勉強していますが、上記のとおりなかなか覚えられず、こんな状態で仕事をしていくのは、会社にも迷惑がかかりますし、自分にもストレスがかかっています。
実際ストレスで体調不良になったため、辞職の意思を伝えましたが、止められてしまいました。努力でカバーできるなら頑張りたいですが、それもできないなら早めに見切りをつけて適職を探したいです(それも簡単にはいかなそうですが)。私はこのまま続けてもいいのでしょうか?辞めた方がいいのでしょうか?アドバイスをください。
参考:Yahoo知恵袋
入社して最初の1年は、覚える事が多くとても大変です。自己嫌悪に陥るのは仕方ないけれども、切り替えて次に繋げることが大切ですね。最初は誰でも一杯一杯でも、1年目を過ぎると徐々に医師の投薬パターンが見え仕事が楽になりますよ。
それでも不安だと思うならば、添付文書やマニュアルを何度も読み直しましょう。1番怖いのは、仕事に慣れて適当にこなす事ですね。適度に緊張感を持って仕事に臨む方が大切ですね。
理由2:ミスが許されず日々「プレッシャー」を感じる
調剤過誤の対応。入力ミスのまま調剤、監査、投薬までいきました。気付いたのも遅く、飲んでしまっていた(3日間)。入力した事務員がミスしたのが原因なので、責任は事務にあると思います。本来は、この事務員に謝罪に行くべき(患者さま、処方医)なのに、薬剤師がやっています。(怒鳴り散らして怒っていたら、匿名のクレーム来ました)
皆さんの薬局では、どうされてますか?
参考:Yahoo知恵袋
調剤業務は国家資格がある薬剤師にしかできない仕事です。そのため、事務がミスをした場合も、基本的には薬剤師の責任になりますね。
調剤過誤が発生したら、その店舗の信用が失態します。また、健康被害によっては、法的責任を問われる可能性もあります。
2014年度には8244軒の調剤薬局から、5399件ものヒヤリハットが起きています。ただし、店舗数を考えたら過度に心配する数値でもないです。年間で1軒に1件の頻度で発生する問題だと思えば良いですね。
調剤薬局では、薬剤師だけに責任を押し付けるのではなく、組織の問題として対応する必要があります。心配な人は、過去に起きた調剤ミスで、どのように対策したか事前に調べておきましょう。
理由3:職場の「人間関係」が合わなくて辛い
薬局で管理薬剤師をしていますが辞めたいです。辞めたい理由は
- エリアマネージャーの評判が悪い
- 試用期間中の事務員さん(二十歳)に、腕を組んで脚を組まれ「上から目線で話すな」と逆らわれる。
- その子に言う事を聞いてもらう為に、褒めながら、ギブ&テイクを心がけ、言い方に気をつけながら、かつ叱り…
- クビでもおかしくない態度だったが、権限がない
- なんとかその状況は乗り越えたが、評価が上がる訳でもない
一番下が最も辞めたい理由です。今はその事務員さんとは雑談をしたり、仕事の話をしたりし、嫌いでも苦手でもないです。でも、乗り越えたつもりでも、「判断が甘い」等言われます。私もまだまだだと言われます。
確かにその通りと思いますが、もうそれ以上の事を私に望まれても能力もないので、辛いです。私は社会人二年目の女です。よく頑張ったねと言ってくれる人がほしいです。それが甘いのであれば、もうキャパシティを越えてるので辞めたいです。
参考:Yahoo知恵袋
薬剤師や看護師など女性が多い医療業務で、仕事を辞めたい1番の理由は人間関係です(参考:看護師を辞めた理由1位はやっぱり“人間関係”でした)。
事務員に限らず、上司や同僚、部下と合わないと答える薬剤師は多いです。女性が多い独特の職場では、どうしても人間関係が難しくなりますね。人間関係が合わないと思うならば、無理に続ける必要はありません。
本当に限界だと感じたら、思い切って職場を辞めてしまいましょう。
調剤薬局の数はコンビニよりも多く5.5万店、ドラッグストアも全国どこにでもありますね。女性であれば、転職回数が多くても問題になる事はないです。結婚や出産などのライフスタイルの変化や、旦那さんの仕事を機に引っ越す人も多いからです。
次に職場を探す際には、事前に下見に行くなど注意した方が良いですね。
理由4:期待したよりも「給料が低い」
給与が低すぎる・・・
27歳薬剤師の男です。新卒から地元の病院で働いています。幼い時に病気を患った事があり、働き始めた当初はやりがいを感じていました。しかし、最近あまりにも給与が低い事に気づいてしまいました。大学の友達と会うと、ときどき給与の話になるのですが、明らかに私の年収が一番低いのです。
仕事は夜勤もあり、つらい場面もたくさんあります。それなのに、ドラッグストアに勤めている友人にはもちろん、定時で毎日帰る友人よりも給与が低い事がわかった時には、正直ショックでした。
どうやら、他の病院に比べても給与が低い職場のようです。もちろん、お金が全てで無いと分かっています。仕事にはやりがいも感じています。しかし、このまま仕事を続けていくのか、疑問を日々感じています・・・
ドラッグストアなどに転職したほうがよいのでしょうか?悩んでいます。。。何かアドバイス頂戴できないでしょうか?よろしくお願いします。
参考:Yahoo知恵袋
薬剤師の給料は平均年収542.5万円と、会社員よりも100万円以上高いですね。
しかしながら、平均年収以下で働く薬剤師も多いです。特に調剤薬局や病院勤務は給料が安いです。都内調剤薬局ならば年収500万円、病院勤務ならば400万円で頭打ちですね。一方で、40歳で年収800万円稼ぐ薬剤師も数多くいます。
給料が少ないと感じる薬剤師が増えた理由は、稼げる人と稼げない人で二局化しています。
国家資格を取得するだけで給与が右肩上がりに増える時代は終わり、薬剤師も自分たちでキャリアを形成する時代が訪れています。稼げる人から見れば、薬剤師ほど給料を増やしやすい仕事はありません。
理由5:単純作業が多く慣れたら「単調」になる
薬剤師から他職種に転職された先生はいらっしゃいますでしょうか?現在31歳で薬局勤務をしております。今の御時世、贅沢な悩みかもしれませんが、この仕事があまり楽しくないと感じており、この先もずっとこの仕事かと考えるとため息が出ます。
病院も経験があり、人手が足りないところであったため1年目からケモと全病棟をくるくる回され、DM教室、発注、IVH、PET等色々やっていました。年数が若い割に沢山のことを経験させてもらい、現在は薬局に転職しましたが、やはりこちらもつまらないです。
勉強は苦手ではありませんが、なにぶん主体性がなく、やれと指示されないと中々できない性分です。学生時代は目の前に、大学受験や定期試験、国家試験とういう課題・目標が設定されていましたが、社会人になってからはそれがなくなり、現在のような状態になっております。
患者さんのために一生懸命やられている薬剤師の先生方には大変申し訳ありません。何かこういう道もあるんだよ、という道を御存じであれば教えていただけないでしょうか。日々の業務でお疲れかとは思いますが、何卒宜しくお願い致します。
参考:Yahoo知恵袋
薬剤師の仕事が慣れてくると、単調な調剤業務に飽きてきます。これは薬剤師として働く人の共通の悩みで、20代や30代前半であれば誰もが陥る悩みです。
仕事がつまらないと思うのは薬剤師だけではありません。実は、医師や看護師、理学療法士など、全ての医療従事者が抱えている悩みです。さらに言うと、会社員の9割も同じ悩みに直面しています。
仕事が楽しいと思えるかは、実際のところは私たち次第ですね。なぜならば、仕事にやりがいを得られるかは主観的な気持ちでしかないからです。自分の仕事に価値を感じないのは、あなたが自分自身に価値を与えていないからです。
参考:なぜ薬剤師は死ぬほどつまらないのか?|3つの対策方法は?
理由6:長時間労働で仕事が「キツい」
とにかく会社を辞めたいです。現在、ドラッグストアの店長をしています。休みも規定の三分の一(休日出勤で勤怠は押すなと言われています。)勤務時間も12時間が当たり前で体力的にも厳しいです。
医薬品の販売もキャンペーンの目標必達で売れ売れの圧力が凄いです。そして上司が高圧的、同僚の店長も高圧的で、今の仕事が嫌になっています。
辞めたいのですが、なかなか辞める旨を伝えることができません。また辞める理由をなんていったらいいかもわからない状況です。率直に上記のことを言うのは社会人としてだめですよね?
どう伝えたらいいでしょうか。
参考:Yahoo知恵袋
ドラッグストアは、調剤薬局や病院薬剤師と比較して給与が高いです。なぜならば、月10万円の薬剤師手当が貰える上に、夜勤や残業代が付くからですね。
しかしながら、仕事内容はかなりハードになります。ドラッグストアは急激に店舗が拡大し、薬剤師の数が足りていない店が多いです。薬剤師が少ない店舗に行くと、労働時間は必然的に伸びますね。
ドラッグストアを辞めたいならば、上司にメールで退職の旨を送り出社を辞めれば良いです。法律的にはこの方法で問題なく辞められます。突然に会社を辞めたとしても、国家資格がある薬剤師ならば仕事はどこにでもありますね。
調剤薬局ならば、土日祝日が休みの上に定時に退社もできます。また、薬剤師が少ない地方に行けば、年収が700万円を超える職場もありますね。身体を壊してまで価値がある仕事は、この世の中にはないですね。
以上のように、薬剤師の仕事に嫌気を刺して、辞めたいと語る人は多いです。
しかしながら、個人的には薬剤師を辞めて別の職場で働くのはお勧めしません。なぜならば、薬剤師ほど働き方や働く場所を自由に変えられる職業はないからです。
薬剤師を辞めて、私たちが「失うもの」はなに?
- 国家資格がある薬剤師は、全国どこにいても働ける
- 薬剤師ほど給料が高く、楽な仕事は他にはない
- 調剤が飽きたならば、製薬会社でMRや研究職に挑戦できる
- 薬剤師は都内勤務より、地方に行く方が給料は高くなる
- 薬剤師の経験があれば、結婚や出産で仕事を辞めなくて良い
- 会社員と比較して男性の給料は2割減、女性なら5割減る
- 未経験で新しい業種に行くと、初年度の年収は300万円以下
薬剤師に不満を持つけれども、実際に薬剤師を辞める人は少ないです。なぜならば、薬剤師自体が嫌いな訳ではなく、働き方や職場が合っていないからです。
薬剤師ほど、働き方や収入を自由にコンロールできる仕事はありません。
調剤業務がつまらないと感じるならば、製薬会社や医薬品メーカーで働く選択肢もあります。製薬会社は平均年収1千万円を超えるほど高収入で、就活生からも人気が高いですね。国家資格があり医薬品の専門家である薬剤師ならば、大手製薬会社も割と楽に入れます。
ただ、薬剤師の経験を活かせない就職先は辞めた方が良いですね。
未経験で全く新しい職種に行くと、初年度の年収は300万円未満です。なぜならば、その業種の最低年収で働くからです。生涯年収も男性であれば2割、女性であれば5割も低くなります。薬剤師を辞めたい確固とした理由がある人以外は、薬剤師で最適な働き方を探す方が良いですね。
薬剤師を辞めるのは、それからでも遅くはありません。では、薬剤師を辞めたいと思った時、私たちはどうやって次の職場を考えたら良いでしょうか?
薬剤師を辞めずに、これからも「働き続ける」には?
辞めずに薬剤師を続けるには、私たちはどのような働き方を選択すれば良いでしょうか?
働き方1:「人間関係」に不満がある薬剤師向け
人間関係に不満がある人は、思い切って職場を変えることを考えましょう。ぶっちゃけ、転職のリスクが高い会社員と違い、私たち薬剤師がひとつの職場にこだわる必要性はありません。調剤薬局の数はコンビニよりも多く5.5万店、ドラッグストアも全国どこにでもあります。
仕事内容は、店舗が変わっても大きくは変わらないですね。店舗が変わっても、私たち薬剤師は経験をそのまま活かせます。また、薬剤師が少ない店舗や地域に行けば、今よりも高収入で採用してくれる薬局もたくさんあります。
また、無理して正社員で働く必要もないですね。国家資格がある薬剤師ならば、実は派遣やパートで働く方が給料は高くもあります。人間関係を整理して、働き方をガラッと変えるのも良いですね。
毎日顔を合わせるのだから、人間関係ほど重要な事はありません。
ただし、次の職場を選ぶ際には、店舗の雰囲気を見た上で判断した方が良いですね。地方の薬剤師に行けば、年収700万円以上で募集している薬局もあります。給料が高い職場の方が人間関係も良いです。
参考:地方に行くと年収は800万円?|地方ほど高給になる理由は?
働き方2:「給料が少ない」事に不満がある薬剤師向け
平均年収(30歳) | 特徴 | |
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製薬会社 | 600〜800万円 |
|
ドラッグストア | 500〜600万円 |
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調剤薬局 | 450〜500万円 |
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病院薬剤師 | 350〜420万円 |
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参考:薬剤師の年収は542.5万円|男女別、年代別、会社別の相場は
薬剤師の給料に不満を感じる人は、純粋に給料が高い職場に行きましょう。
病院薬剤師では、年収400万円でさえ超えるのは難しいです。また、都内の調剤薬局も年収昇給額が少なく500万円前後で頭打ちです。対して、ドラッグストアや製薬会社の給料は高いですね。
ドラッグストアで給料が高い理由は、薬剤師手当の他に夜勤や時間外労働も加算されるからです。業務は調剤薬局よりも忙しいが、純粋に給料増を求めるなら最適な職場だと言えます。調剤薬局が併設する店舗で働けば、薬剤師としての経験も積めます。
日本の大手製薬会社は、平均年収で1千万円を超えるほど高額です。ドラッグストア以上に仕事が忙しくなるが、30歳でも年収800万円以上を稼ぐチャンスがあります。キャリア志向が強い人は、ドラッグストアも挑戦してみましょう。
参考:薬剤師の年収を上げる7つの方法|二極化で格差が進んでいる?
働き方3:「短調な」仕事に不満がある薬剤師向け
- 専門知識を追求して、特定分野の専門家になる
- 病院薬剤師で、医師や看護師とチーム医療に携わる
- 製薬会社や医療メーカーで、調剤以外のビジネス経験を積む
薬剤師の仕事が短調な仕事だと思うならば、自分の専門領域を確立しましょう。
「がん薬物療法認定薬剤師」など、専門領域に特化した認定資格がたくさんあります。私たちの仕事がつまらないと思うのは、誰でも出来る薬剤師の仕事しかしていないからです。特定分野に特化した薬剤師になれば、私たちにしか出来ない仕事があります。
知的好奇心を満たす事で、仕事が楽しくなる薬剤師も実際にいます。
また、薬剤師の仕事に物足りなさを感じるならば、製薬会社や医薬品メーカー、ドラッグストアなどの民間企業に挑戦してみましょう。調剤薬局や病院以外で働くと、営業や研究職、現場のマネジメントなど、調剤以外にビジネスに特化した分野の経験を積めます。
調剤薬局勤務ならば、経験を積んだ後でもいつでも戻れますね。
参考:なぜ薬剤師は死ぬほどつまらないのか?|3つの対策方法は?
まとめ:薬剤師を辞めたいと思った理由は?
- 仕事内容が複雑、自分の能力が低くて覚えられない
- 調剤業務では絶対ミスが許されず、常にプレッシャーを感じる
- 人間関係が合わず、毎日顔を合わせる同僚にストレスを感じる
- 国家資格を取得したのに、期待したよりも給料が低い
- 調剤は全て医師の処方通り、単調作業が多く嫌になった
- ドラッグストアは、夜勤や時間外労働が多くてもう疲れた
国家資格を取得したのに、辞めたいと考える薬剤師は少なくないですね。
理由を聞いてみると、「仕事が覚えられない」「調剤ミスがこわい」「人間関係が合わない」「給料がやすい」「仕事が飽きた」「長時間労働でキツイ」など、20代や30代前半で、様々な悩みや葛藤がある事が分かります。
単刀直入に伝えると、薬剤師を辞める事はお勧めしません。
なぜならば、客観的に世の中の仕事を見たときに、薬剤師ほど恵まれた職業はないからです。国家資格がある薬剤師は全国どこにいても仕事ができる。給料が高い製薬会社、ドラッグストアで月10万円の薬剤師手当など、金銭面でもとても恵まれています。
もしも、経験なしで新しい職種に入社する場合、年収は300万円まで落ちます。また、女性であれば、得られる生涯年収は会社員女性の半分以下です。
薬剤師を辞めたいと思った時は、なぜ辞めたいと思ったのかその理由を明確にしましょう。そして、転職する事で悩みが解決するならば、とりあえず就活だけでもしてみましょう。それでも、自分ありに納得できる答えが見つからなければ、最終的に薬剤師を辞めれば良いですね。
個人的には、薬剤師ほど働き方や収入を自由にコンロールできる仕事はないと思っています。まずは自分に最適は働き方を探してみましょう。薬剤師を辞めるのは、それからでも良いですね。
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